春〜初夏、大阪湾から遡上するアユの最大の難所が淀川大堰、右岸の柴島(東淀川区)から左岸の毛馬(都島区)まで淀川を堰止めている。
淀川河口から遡上してきたアユは、ここで幅約330m(中央に55mの主ゲート4門、それをはさむように40mの調節ゲート2門)、高さ約7.8mの巨大な堰に直面する。堰より上流へ行くには、大堰の両サイドにある"幅約6mの魚道"を行くしかない。多くのアユが魚道を見つけられずに大堰の前で迷い滞留している。